つまるところ、君の頭の中が大好きで

目黒くん25歳の誕生日おめでとう~~~~~~~~!

 

こうして今年も目黒くんの誕生日を祝うことができて本当に良かったです。

 

今までぼちぼち目黒くんの好きなところはツイートしてきたけれど、目黒くんの思想担を自称している身として、しっかりと言語化しておきたいなと思ってこの機会にそんなものを書いてみました。基本的に過去の自分がツイートしてくれているので、それらを基にしています。

 

 

あたしの基本スタンスを示すために引っ張ってきたのはいいものの、なんであたしはこんなツイートをしているんだろう…(本当にね)。

 

目黒くんを好きになったきっかけは複合的なもので、その中に高身長とかB型とか分かりやすいラベル的なものもいろいろと含まれているんだけれど、「あ、この人のこと、しっかりと好きだ」と確信した瞬間は今でも覚えています。

 

俺たちから離れたっていい。

ただ、俺らを応援してくれた時期のことが、楽しかった記憶として心に残っていたら嬉しいですね。

ファンの方に俺が約束するとしたら、“ちゃんとご飯を食べる”ってことかな。

みんな自分の好きなアイドルに幸せでいて欲しいって思ってくれてるから、

ご飯を食べて元気に過ごしていることが伝わるといいなって。

 

スノーマンを好きになってから少し経って読んだMAQUIA(2020年12月号)に載っていて、しかもこの二つの言葉が同じページにあったんですよね。なんというか、驚いちゃって。

常々思うことが、目黒くんは本人が言うにジュニア時代はなかなか表に出ることができなかったし、事実年上メンバーと比べるとそうなんだと思います。その上話を聞いている限りアイドルのファンとしての人格もなさそう。それなのにとっても、驚く程に“アイドル”を理解しているな、と。表に出ていれば、アイドルのファンであれば理解できるものなのかと問われればそれは違うだろうけど、表に出ている人間やその人たちを応援している人間は、“アイドル”について考える機会は多くあるだろうとも思います。

あたしはステレオタイプが嫌いなので、ここで言う“アイドル”を理解している、とは「アイドルはこうあるべきだ」というどこから出てきたかも分からない人間が決めつけるようなべき論ではなくて、“アイドル”とそれに結びつくファンの間に存在するどうしようもなく流動的で不安定な関係性のこと。必然性ではなく偶然性の塊のこと。これをすごく理解してる人だなと感じる場面に度々出会います。そしてこのことに関して臆せず言葉にできる人だな、とも。

 

ファンに対する向き合い方は人それぞれだと思います。例えば極端に、ファンのことを心底好いているアイドルと、毛嫌いしているアイドルがいたとする。前者ならその大切なファンとの関係性がグラグラと偶然に過ぎないものであることを認めたくないだろうし、後者はそんな関係性のことなんて全く意味をなさないどうでも良いことのように感じられるだろう、むしろファンのことなど微塵も考えないかもしれない。けれど目黒くんは、その“事実”を認識した上でその不安定さをも愛し、ファンに真摯に向き合ってくれる人だ、そのように感じています。「愛は、本来いかなる所有欲とも無縁なもので、純粋な献身である」という言葉があるけれど、この姿勢が「純粋な献身」であって、目黒くんの“アイドル”に対する向き合い方とそれに付随するファンへの気持ちは愛に近い何かだと思うのです。そしてこの二極を合わせ持てるのが目黒くんの素敵なところの一つでもあると思います。

 

もうこれに”気づいた”ときから目黒くんの思想担だったのかもしれない。あと多分、スノーマンにハマる前にK-POPを推していたのも一つ理由にあるのだろうなあと考えていました。

 

 

今年はドラマ『消えた初恋』(サイコ~ドラマ)があったからみっち~と色んな雑誌に出ることも多かったけれど、びっくりするほど同じ話してます。あと目黒担(というかスノーマンのオタク)は目黒くんの好きな楽曲を挙げろと言われればコンマで答えられるし、好きな映画も同様だと思う。本当に記憶の定着に良い。けど目黒くんは雑誌のインタビューとか関係なく、既に考えていて、それを聞かれて答えているだけだから必然的に似たような内容になるんだと思う。

 

聞かれたから答えたんじゃなく、個人的に前から思ってました。

 

これはwith(2022年1月号)で「メンバーがR-1に出るなら?」で康二と答えたあとに付け足して言う目黒くん(一人で「康二、R-1に出ればいいのに…」と思っていた目黒くん超かわいいし、康二のお笑いのファンすぎるだろ)。多分だけど、目黒くんってインタビューで聞かれたからその場で考えて答えるというよりは常に何かしら思考していて、たまたま考えていたことと似たような質問をされるから答えている、という感覚だと思うしだからこそ一貫した答えになるんだと思う。

 

表紙だからって♡5にするのは違うでしょ

 

ベストコンビ大賞とった後でもこのスタンスなんだから、雑誌だから、記念だから、と盛ったり大げさに言ったりしないのが目黒くんの思想であり、それに忠実なんだろうな~。

 

あとあたしは目黒くんの歌声が本当に好き。思想を感じるので。

 

 

どんな曲にもその歌詞には必ず深い意味があって、歌詞が何となく流れていってほしくないと思っています。*1

 

その人がどんだけ気持ちを込めて歌っているか、僕の中ではそれがすべて。*2

 

ちなみにOne heartのパートは「溢れ出した僕らの想いは きっといつか 空へ届くだろう」のところ。緊急事態宣言で一部中止になってしまった滝沢歌舞伎の代替として配信されたときのOne heartの話をしています。その後少クラでも歌っていて、変わらず素敵な歌声だな~と思っていたけど、配信のときは本当にすごくて。その状況も相まって表情から歌声まですべてが胸に響く感覚だった。目黒くんは毎公演真摯に向き合っているからこそ、中止になってしまったことと当時の社会情勢とが、この歌声を生み出したんだろうと思う。

 

今日が、この人の人生で最後の滝沢歌舞伎になるかもと思ったら、1ミリも手を抜けない。全力でやるしかない。その結果として、明日も仕事頑張ろうとか、なにか辛いことがあっても乗り越えようと少しでも思ってもらえたらいい。それが自分の仕事だと、常に意識しています。*3

 

続いて好きな思想が”不変”なところ。”不変”って今の時代だと(?)あまりいいイメージないかもれない。成長していないのと同義のように思われるので。ただここでいう”不変”っていうのは温故知新の”温故”の部分であって、成長していないとか時代遅れとかそういう話ではないんだよね。変わらないでいてくれる存在で救われている命があります…。

 

デビューした感覚はまだあまりないんだよね。っていうのも、仕事に取り組む姿勢は、Jr.の頃も今も同じだから。*4

 

本当にすごい、これ。ジュニア時代自分を励ましてくれた曲を歌っていた憧れの大先輩と共演したり、グループの冠レギュラー番組が始まったり、ドラマでダブル主演務めたりしたのに、「デビューした感覚はまだあまりないんだよね」なのも驚くけれど、その理由が「仕事に取り組む姿勢は、Jr.の頃も今も同じだから」なのはもっとびっくりする。コロナでデビュー時期は大変だったし、とか有観客ライブできていないし、ならわかるけれど。こんなに大忙しのアイドルになったあとでも、今後を予想できない中一つ一つの仕事がありがたかった時代と変わらずいられるのは意識してないとできないことだなと思います。個人的に、常に同じでいるってめちゃくちゃ難しいと思うんですよね。特に目黒くんとかあたしみたいな(隙自語)典型的なB型ってコロコロ気持ち変わるし。けれどこうやって自分の核となる大事な部分は決してぶれない、というかぶれさせないという心意気を感じる。この仕事に対する姿勢の変わらなさってこれだけが独立して存在しているとしたら多分目黒くんであってもここまで続けるのは難しいと思って。これができている理由の一つに”意味付け”があると思っています。目黒くんって意味付けがめちゃくちゃ上手い。めめ日で、ボールを追いかけるために走るのは好きだったけど、徒競走で走るのは目的が分からなくて頑張れなかった(要約)と言っていたけれど、意味付けができなければちゃんと向き合えなくなるくらいには意味付けに意味を持っている人だと思う。

 

 

このツイート何かしらのインタビュー(複数)見た上で繋げて書いてるんですけど、何の雑誌だったか忘れちゃいました。とにかく、突き詰めると”ファンのため”にたどりついてしまうのが、あまりにも大好きだな…と(普通の感想)。

 

俺、自分はつくづくアイドルに向いてねーなと思うんですよ。*5

 

目黒くんはこの言葉に続けて、「甘いセリフとか言えないし」と言っているけれど、甘いセリフ言うだけがアイドルじゃないだろ!!!?ってキレました、とりあえず。けど”アイドル”が何か分からないっていうのが昨今の正直なところで。「安定」してたアイドル文化に色んな変化が生じてるなあってのがデカいんだと思います。かといってメディアが馬鹿みたいに言うジャニーズ離れとかK-POPが台頭してきたとか言う話でもない。昔よりずっと「アイドルなのに?」みたいな対応は少なくなったなと思う一方で、”ジャニーズ”は根強いし。けれどこの揺らぎがあるから(先の不安定さにも通するけれど)こそ、”ジャニーズ”は面白いんだと思います。この揺らぎ・不安定さの中に、いつだってステージで輝くアイドルの存在は変わらないでいてくれるという良い意味での不変さが、安心感を伴った楽しさを与えてくれるんだと思います。その中でも目黒くんは変わらぬ良さという信仰がずば抜けていると思う。

 

何年も同じ姿勢でやり続けることに意味があると思うから、ファンの方たちとの関係も変わらずにいられたらありがたいです。*6

 

目黒くんは、目黒くんがアイドルに向いていると感じているアイドルと同じくらい、めちゃくちゃアイドルに向いてるよ!

 

 

これはめめ日の話をしています。めめ日、本当に良い…。MC中にマイクを口に近づけることさえしないような目黒くんが、何も考えていないんじゃなくて皆のテンポについていけてなくて仕方なくMC無言男になっていることにすごく納得感を持てる。ここでの「ことば」とはそういった知識に近い「ことば」だと解釈しているけれど、寺山修司の「これは、ことばを覚えるのと、うそをつくことを覚えるのは、同じことだという悲しいお話です」がすごく体現されていると思う。この変な「知識」を身につけていない目黒くんが、嘘をつきたくなくて、実際に何事にも正直に向き合っているという事実。その思想を見ることができるのがめめ日だと思っているし、単なるファンとのコミュニケーションの一環としても素敵な媒体だと思う。「俺わかった!」「みんな聞いて~」から始まるブログがセクシー5のセンターなの、あまりにも”””良い”””もん…。めめ日の好きなところは挙げだしたらキリがないけど、一つ挙げるなら夜空に不思議な物体見かけたときにきちんと時間も教えてくれてオタクが必死にその物体の正体について調べられるヒントをくれるところです。目黒くん、2~3月はあんまり流星群見れないらしいよ。

 

 

なんかこれ自分でツイートしておいてめちゃくちゃ分かりにくいな。アーレントの複数性の思想っていうのはあたしがこう呼んでるだけで正しい名称かは知らないんだけど、独立した個が集まって議論できる場がなければならない、といういような話で。この独立した個っていうのはそれぞれがそれぞれに意見を持っているような状態だと解釈しています。みんなが自分の考えを持っている上で、議論するからこそ正しく良い方向に向かうよね、みたいな。だから自分の意見は主張しないといけないんだけど、相反する意見を一方的に排斥してはならないし、まずそれぞれ考えを認め合うところからスタートするみたいな…まあこれが正しい複数性の解釈かは知らんけど(だめじゃん)とにかくあたしはこういう意味でこのツイートをした。これって、自分の確固たる考えを持っていれば前半部分は満たせるんだけど、それだと他の人の意見を否定しないのが難しくて、なんていうか就活のグループディスカッションみたいな。間違った協調性をアピールするためにチームメンバーが意味わからないことをつらつら言い出しても「良いと思います!」と言わなければならない圧のような、そういう綺麗ごとというか人間の意思に反しているような気持ち悪さを感じてしまうんだよね、あたしは。そもそもこれは政治哲学というか理想像みたいな話なので当たり前なんだけど。それなのに目黒くんはこの思想を一人で実現しているというか、自分の意見をしっかりと持つという行為とそれとは異なる意見を受け止める行為がちゃんと共存しているんだよね…。ファンとの向き合い方のところで二極を持ち合わせているところが素敵だと言ったけれど、ここでもまた二極を持ち合わせているな~と思う。目黒くんがたくさんいたらこの複数性の思想は現実のものになるんだなと思う。”””希望”””じゃん…。

 

 

これめめ日の要約だと記憶しているけど、このツイートに複数性の思想だけでなく先に言及した純粋な献身の思想も入ってるのすごすぎる、一石二鳥じゃん(目黒くんの辞書にある数少ない四字熟語)。アイドルにとってのファンを金づるとは全く思わないけど、アイドルのファンであることを証明するのに経済的な媒介が必要な場面が少なからず出てくる(それを強要しているわけではない)。それなのに、それさえも無視して純粋な献身に勤しむ目黒くん…とにかく美味しいものいっぱい食べてほしい。

 

僕らはいつでもどこにいても、みんなで気持ちを一つにして、ファンのみなさんに笑顔になってもらえるように、自分たちにできることを考えています。*7

 

あたしは「アイドル神話」を信じているし、それは疑似恋愛とかの”恋”の話じゃなくて、”愛”に近いものだと思っています。この世界を動かせるのは”愛”だと本気で思っているし、目黒くんは世界を動かす側であると思っている。そんなこんなで冒頭のバカデカ思想に至ります。こんなブログで良さが伝わるのか全く分からないけど、目黒くんと目黒くんの思想が良いものであることには変わりないので…と言い聞かせて締めに入ります。

 

目黒くんが生きていることで、目黒くんがアイドルでいてくれることで、この世界はちょっと良くなっている気がする。そんな風に思えるアイドルを応援できて本当に幸せです。

今年も目黒くんの夢がたくさん叶って、新しい夢がたくさん生まれる素敵な年になりますように!改めて誕生日おめでとう!

*1:日経エンタテインメント2022年1月号

*2:with 2021年5月号

*3:東京カレンダー2021年11月号

*4:non-no 2021年12月号

*5:with 2022年1月号

*6:POTATO 2022年1月号

*7:with 2022年1月号